旅館名称を「雲風々」へと改め、新たなブランド構築をし、大幅なリノベーションを行った再生プロジェクト。
改修した離れの7室全てにテーマ性をもたせ、レイアウトも設えもそれぞれ異なったものとなっています。
蛍火(けいか)という名は、この客室専用に新設した蛍テラスから、小道を挟んで蛍の飛び交う小川を楽しめるというところから由来しています。
内装は、グレイッシュの落ち着いた色調をベースに、蛍の放つ光をイメージしたゴールドのタイルや、丸くくり抜かれた照明がポイントとなっています。
また和室には、デザイン格子の雪見窓と、茶室の躙り口のような背の低い扉を設け、和の趣を感じさせています。
和室家具には、高齢の方でも無理なくゆったりと過ごせるよう、オリジナルの高座椅子を制作。
「和モダンリゾート」をテーマに、時の流れと季節の移ろいを、五感で感じさせる非日常空間へと仕上げました。