旅館名称を「雲風々」へと改め、新たなブランド構築をし、大幅なリノベーションを行った再生プロジェクト。
改修した離れの7室全てにテーマ性をもたせ、レイアウトも設えもそれぞれ異なったものとなっています。
流清という名は、ゆったりとした広縁から、澄んだ狩野川の川面を眺め、漣の音を楽しめるところから由来しています。
局面の壁や、波打つ川のように配されたタイルなど、
川の流れる様をイメージして流線を多用しています。
和室家具には、高齢の方でも無理なくゆったりと過ごせるよう、
オリジナルの高座椅子を制作。
露天風呂は、まるで水面を歩くかのような水盤のある浴槽が特徴です。
また温かい湯が循環するよう、湯出し口は2か所に設けるなどの工夫をしています。
「和モダンリゾート」をテーマに、時の流れと季節の移ろいを、五感で感じさせる非日常空間へと仕上げました。