旅館名称を「雲風々」へと改め、新たなブランド構築をし、大幅なリノベーションを行った再生プロジェクト。
改修した離れの7室全てにテーマ性をもたせ、レイアウトも設えもそれぞれ異なったものとなっています。
栬楓(せいふう)木偏に色と書いてもみじを表します。デッキの中心に悠然と佇むもみじを、新緑から夏、そして秋へと、季節の変化を楽しめるというところから由来しています。
暖色系のタイルでグラデーションをつくった壁は、もみじが紅葉する様をモチーフとしています。
また、踏み心地の良い名栗フローリングのリビングや、木格子で間仕切った寝室は、木調を多用した温もりを感じる空間となっています。
和室家具には、高齢の方でも無理なくゆったりと過ごせるよう、オリジナルの高座椅子を制作。
「和モダンリゾート」をテーマに、時の流れと季節の移ろいを、五感で感じさせる非日常空間へと仕上げました。