新しい宿のつくり方(その1)

この度、熱海でリニューアルオープンした「潮騒の宿 ふじま」さんです。
うちのHPを見て下さってご連絡をいただいたが縁となり先日無事リニューアル
オープンとなりました。
ふじまさんが、利用してくださったアドバイザーサービスについて
どこから手をつけてどのようになったかを書こうと思います。
ふじまさんの三代目にあたる息子さんからご連絡をいただいたのは一年以上前の事です。
無料診断の申込みからお付き合いがはじまりました。

弊社のアドバイザーサービスは初回訪問を無料とさせていただいております。
これは、実際に宿を見てみないとどれくらい伸び代があるかわからないためであり
場合によっては企画書のご提案が出来ない事もあるのでそうさせていただいています。

私たちが携わるならやはり今までの営業よりプラスの収益になる事が
絶対だと思っています。

なのでそのお手伝いが出来ないと考えた時は企画はご提案させていただきません。
※とは言っても今まで関わった宿様のすべてに伸び代はありました。。。

初めてふじまさんにお会いした時、「なぜうちの選んでくれたのでしょうか?」
との質問を投げかけさせていただきました。

息子さん曰く、「他の設計事務所さんは、こうやりたいをつくってくれるイメージはあったのだが、こちら側がどうしたらいいんだろう?について答えてくれるイメージが
なかった。」

「エフモードさんは、一緒に考えて行きましょうという感じがしていたので、相談しようと思いました。」との答えでした。

まさしくそのお答えは私たちが目指すべき仕事であり、いつもそうありたいと
思っている事なのです。

ただキレイにするだけなら私たちでなくていいと思っています。
そこにある宿の魅力を十分引き出す事、ここでしか出来ない事を実現する。
私たちの宿づくりの根本はそこにあります。

私たちの仕事は綿密なミーティングから始まります。

宿の歴史、従業員構成、現在の客室単価、稼働率、そしてそこに泊りに来ていただくお客様の様子、ひとつひとつすべてどの宿にとってもオリジナルでありまさしくオンリーワンの宿の

今の姿をイメージします。

次は現在の設えを確認させていただきながら、イメージをふくらましていきます。

「この部屋がどのようになったら、もっとお客様が喜ぶような設えになるんだろう?」

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「どのような食事風景になったらお客様も従業員の人も楽しくなるんだろう?」

「どんな仕掛けがあったらもっと魅力的な施設になるんだろう?」

たくさんの「はてな」を思い浮かべながら施設を記録しながら見ていきます。

具体的なこうしようを胸に事務所に戻りながら色々考えて行きます。

事務所に戻ってからスタッフ全員でミーティングとなっていきます。

次回は具体的な企画についてです。

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