先日、東京国立近代美術館で開催中の「岡本太郎展」にお邪魔してまいりました。
岡本太郎と聞くと、みなさんはどんなイメージがありますか?
20代の私にとっての岡本太郎は、大阪万博で不可思議な塔をつくり、
「芸術は爆発だ」という名言を残した「変な芸術家」という認識でしかありませんでした。
けれどもこの展示、
「なんだコレは??変だなあ・・・」と、感じたものこそが、
岡本太郎の言う内なる「爆発」だったのかなと。
いろいろ考えさせられるきっかけとなりました。
展示の構成を簡単にご説明しますと、
岡本太郎の歩みを7つの対決で辿るというもの。
彼が生涯を通して既成の価値観に「否、NON!」という態度を示し、
その対決の姿勢から生まれた作品達が時代を追って展示されています。
展示空間を写真でお見せできないのが残念なのですが。。。
立ち並ぶ作品達がジリジリと迫ってくる様な、
ギョっとするほど迫力があり、またドラマチックな空間でした。
美術館というより、体験型の博物館に来ているような気分になります。
ちなみに展示されているものは、
各地に設置されているオリジナル作品ではなく下絵や原型となるものが多いです。
渋谷にある「明日の神話」の下絵も展示されていました。
展示されていた下絵もほぼ同じ仕上がりで完成度が高いのですが、
オリジナルでは(破損によって?)描かれていないものが、
下絵には描かれていることに気が付きました!
この展示を見てからオリジナル作品を見比てみるのも、楽しみのひとつではないかと。
皆様も是非、その目で確かめてみては。
また、今回は展示の他に岡本太郎作品のミニチュアが出てくるガチャガチャが人気を呼んでいます。
中には何回もトライしている方もいらっしゃり、ガチャガチャの近くで中身を交換しあっている姿も。
なかなかクセのあるアイテムが出てきます!
会期は5月8日までと、終了間近です。
きっと元気がもらえると思いますので、
ぜひお出かけになってみてください。
詳しくはコチラ
吉川