こんにちは、吉川です。
前回、“わっぱ茶屋”のオープン後の様子をご紹介しましたが、
今回はその裏話を。
お店の顔である、ファサードのデザインが決定するまでのプロセスを
少しお見せしたいと思います。
私達がデザインに入る前には先ず、お店のコンセプトや、
オーナー様が抱く夢を伺ったりと、非常に多くのコミュニケーションを
取ります。
これは先々迷った時の指針となるものなので、とても重要な事と
位地付けしています。
今回、オーナーが持たれていた要望は
「運営する“かわな旅館”が持つ、老舗の雰囲気を持たせる」
「テナント入れ替えのサイクルがあるので、事業計画に見合ったもの」というもの。
但し、当初はまだメニューも店名も決まっていなかったので、
手探りの中、社内でアイディアを持ち寄り、
フラッシュアイディアを何枚も何枚も描きました。
その【ヒアリング+デザイナーのアイディア】が目に見えるイメージとなった、
最初のフラッシュアイディアの一部がコチラ↓
この初期段階のプレゼンでデザインのテイスト、または色味の方向性が決まり、
次の段階では実際にどんな素材を使うかを提案した3Dパースへと発展↓
木部の色味を調整したり、
ガスを使用する飲食業なので全て不燃材であるか等の確認をとりながら、
オーナー様に素材のサンプルを直に見て触ってもらいながら仕上げの素材が決まります。
そして、このころには店名もほぼ確定し、ロゴのデザインもいくつか展開↓
仕上げとロゴが決まるこの頃には、内部の厨房のレイアウトも決まり、設計も終盤に。
会計、受け渡し口、返却口を使う「お客様の動線」と、
レジ、配膳、みそ汁作りを担う「接客係の動線」を様々な状況で想定して、
これだ!と思える、バランスのとれた配置に修正します。
微調整に微調整を重ね、ようやくオーナー様のGOサインが出た最後のパースがコチラ↓
実際の店舗と見比べてみてください↓
いかがですか?
出来上がる前のイメージがほぼ現場に現れていますよね。
おかげさまでお店も無事開店し、
平日でもこの盛況です!
打ち合わせどおりに完成したことへの安堵と、
こうして沢山のお客様に利用して頂いていることへの喜びと・・・
様々な気持ちでしばし眺めておりました。
是非、皆さんも木更津アウトレットパークにお出かけの際は
そんな裏話を思い出しながら、美味しい食事をしてみて下さい。
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吉川